電話

先日の日記（続・サトコさん）で思い出しましたが、
以前、会社員だった頃にもやっかいな電話体験がありました。

仕事中、いつも通りに電話に出ると
「おい。Ｓ木だせや、コラｧ！」
いきなり怒鳴り声。この巻き舌、明らかに堅気ではない。
（Ｓ木さんはウチの社員）
「黙ってＳ木だせばいいだよ！！」「Ｓ木の携帯教えろ！」
携帯は教えられないと伝えると
「ふざけんじゃね～！！このクソババア！！」ガシャン！電話終了
・・・・・まだ20代半ばに向かってババアとは。

実は。。。
社員Ｓ木さんの親御さんがヤ○ザ（チンピラ？）やさんとトラブリ、トンズラ。
しかも子供（社員）の勤務先の電話番号を相手（ヤク○）に教えてしまったらしい。

しばらくＳ木さんは休むので電話対応は上手くかわしてくれ、とのコト。
上手くかわすって言ったって。。。

それから数日間、○クザさんからの電話が鳴り響きました。
数名の女子社員がいるのに、何故か私ばかりがヤク○さんの電話をとってしまう。
なんだろう、この運の悪さ。。。

毎度毎度ヤク○さんの電話をとる私を見て、周りの女の子は
「私も一回くらいとってみたいなぁ～」と、私に恨み殺されても仕方ない発言をしてたりする。

そのうち、電話に出るときに「△△支店　Ｋです」と、名前を名乗って出ていたので
ヤク○さんに名前を覚えられてしまった。
相手もだんだん冷静に話してくるが、この冷静さが怖い。

「あ、Ｋさん（私のコト）？Ｓ木、いつ出社してくるわけ？」「Ｋさん。・・・・いい加減調べてよ」（・・・・の間も怖い）
「本社に電話して、△△支店のＫって人が仕事をきちんとやらないって言うよ。」挙句の脅し。

もう、泣きべそかいてましたよ。
むしろ本社にクレーム出してくれ、その代わり私を解放してください。
「そう申されましても。。。。」「申し訳ございません。」「只今確認中でして。。。」
この３パターンの繰り返し。

結局、一週間くらいで嫌がらせ電話は終わり、（Ｓ木さんが弁護士に相談して無事解決したらしい）
私もその後は平穏無事に生活できました。
でもそれ以来、プライベートでは電話に出るときに名前は名乗らなくなりました。
だって怖いんだもん。
（出来れば仕事でも名乗りたくないけどそういう訳にもいかないからなぁ・・・）